『騒動』
買い物をした後、私達はルナさん達のいる城へもどり夕食をとった。
夕食はとてもおいしく、久しぶりに楽しかった。
それから私達はそれぞれの部屋にもどりベットに横になった。
旅の疲れから、久しぶりにゆっくりと眠れるかと思い、寝ようとした その時
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ガシャーン!
ガラスの割れる音!
私はびっくりしておきあがった。何が起こったのかわからず
あわてて部屋をでるとアナフッド達がそこにいた。
「今の音はなんだ!?」
「!?っ・・・・・あぶないっ!」
ミリーナが言った瞬間!氷の刃が飛んできた!
「ちっしくじったか・・・。」
「シェーラ!?」
そう、そこにいたのは数日前に私達を襲ってきた女の人だった。
「何をしている!?・・・・・なぜ!?」
「ここにいるのは理由があるのさ!・・・・そうだね
あんた達にはこう言っておこう。王女殺した ・・・ってね!」
え・・・・・!? どういうこと?王女って・・・!?ルナさんを!?
「まさか・・・じゃぁウラヌスさん達は!?」
「あぁ・・・あの2人ね、邪魔だから一緒に始末しておいたわ。」
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そんな・・・・殺すなんてひどい・・・あんまりだわ。
「なんで殺したかなんてあんた達にだってわかるでしょ?
7人そろったら困るからよ。まぁいい。あんた達も王女達の所へ連れていってあげるわ。」
そう言ってシェーラがソードを振り上げた瞬時!
『サンダーフレア』
どこからともなく、そんな声がきこえた。それと同時に、私達の目の前に、眩い光が立ちこめて
稲妻がシェーラのソードをはじいた!
「くっ!今日の所はいいにしやる!かならずお前らを殺すからね!覚えてらっしゃい!」
そう言ってシェーラは去っていった。
一体誰が・・・?
「大丈夫か?」
あ・・・この声は・・・。フリックさん?
振り返るとそこにはフリックさんの姿があった。
「話は後だ!ずっとこのままここにいるのは危険だ!逃げるぞ!」
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そうして私達は城からでた。
「そうか、そんなことが。」
少しして、私達は近くの森で話をした。
「フリックはなぜあそこに?」
アナフッドがフリックさんに質問した。・・・本当にどうしてあの時。
「あぁ・・・あの女の後を追ったらお前にあって。」
「それより聞いていいかしら?そのひとだれ?」
そう言えばまだ紹介してなかったっけか・・・。
「俺はフリック・ラインフュード。」
「私はミリーナ・フィルス。彼はルーク・フェルザレード。」
自己紹介もすんだところでフリックさんがこう言った。
「俺も一緒に行っていいか?アフアト山に・・・。」
一緒に?私達と・・・・?
「いいんですか?ありがとうございます!」
フリックさんが一緒なら心強い。
あと2人か・・・。
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とりあえず私達は次の町へ向かうため、歩き出した。
でも私は少し不安もあった。
本当に奇跡の花なんて見つかるのだろうか・・・。それ以前にそんな花存在するのだろうか。
そればかり考えるようになった。・・・でもそれはまだわからない。
これから私達が見つけていく答えだ。
今はまだ、歩きだすしか方法はない。
私は心に残したままアナフッド達の後を歩いた。
どんなにつらくてもくじけちゃいけない。ルナさんやアルテミスさん、それにウラヌスさん。
これから多くの犠牲者がでてしまうかもしれない・・・。
どうしたら・・・この旅は・・・終わるのだろか。
心にぐっさりとナイフが刺さっているみたい。
だれか・・・このナイフを抜いて傷を治して・・・・?
つづく・・・・。
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