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ベナウル伝説 第11話
『港町』



「うわ〜、さすが港町ね。人がたくさん!」
港町なんて、初めてきた私はもう大ハシャギ!
「おい、あんまり浮かれてはぐれるなよ。」
フリックさんの厳し〜〜〜い、一言。
「はいはい、わかってますって。もう子供じゃないんだから
迷子になんてなりませんよ〜〜〜っだ! 」
そうはいっても、人の多いなか私はアナフッドを 見失ってしまった・・・・。
「あれ?アナフッド・・・・?はぐれちゃったのかなぁ。
ねえ、フリックさんアナフッドが・・・・・・・」
あ・・・・あれ?いない・・・・
も、もしかしてやっぱり・・・・はぐれたのって・・・・
わ、私ぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
どどど、どうしよう〜〜〜今はぐれるなって言われたばかりなのに・・・
少し、歩いた果物屋さんの前に見慣れた青いバンダナを見つけた。
「フリックさん!」 そういって、駆け寄った。よかった、みつかって。
「フリックさん、みんなは?」
そう聞くと、ため息をついて、


「はぐれた。」
「・・・・・・・・・えっ・・・・・・。」
これはこの旅始まって以来のピンチ・・・・・?



  つづく・・・・・

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モドル